スイカズラ科ガマズミの仲間で、西日本から九州、中国や朝鮮半島にも分布します。
山地の谷筋など、湿った場所に多く、枝を水平にのばして花をたくさんつけます。
花の中心部にあるのが本物の花で、そのまわりを白い装飾花がとり囲みます。装飾花の内側の1個だけがとくに小さいのが特徴で、なんとも可愛らしいですね。
小さな村でも、村の最北部、大茅(おおがや)から原生林へ向かう谷と、村の最南部、知社(ちしゃ)の谷では随分様子が違います。大茅の谷上部でオオカメノキ(ムシカリ)の装飾花が散り出したこの頃、知社の谷では、このヤブデマリが花盛りでした。
真っ白で、青空に似合い、夏の到来を思わせる花です!