西粟倉中学校 委員会活動のSDGs化を考え「私のSDGs行動宣言」を作る

※広報にしあわくら2020年7月号より転載しております。

中学校では、今年度の総合的な学習の時間の目標として、「国際理解、福祉、人権などの総合的な課題について、SDGsの理念を生かした学習活動を行う」という目標をかかげており、全校的な取り組みとして、掲示物や配布物に関連するSDGsのアイコンが取り入れられています。

 国際的な目標であるSDGsをより身近なものと感じて、普段の学校生活からSDGsの達成につながる行動が始められるように、生徒会本部が主導して、「SDGs西粟倉中学校版2020」を作成しました。

2020年6月18日に、西粟倉中学校でSDGs(持続可能な開発目標)の授業を行いました。

「SDGs西粟倉中学校版2020」を、まずは生徒会活動の中で実行できるように、授業では学級委員会や保健体育委員会といった委員会ごとのグループに分かれ、先生方にもご参加いただきながら、委員会で取り組む内容を話し合いました。

 生徒たちはお互いの意見のよいところを見つけて伝え合いつつ、それぞれがどのSDGs のゴールに関連するか考え、活発に話し合っていました。

 各グループから委員会で取り組む内容と、それがどのSDGs のゴールに関連するかを発表しました。授業中にはさらに議論をする時間はとれませんでしたが、話し合った取り組みの内容は校内に掲示し、今後は各委員会で実施していく予定です。

授業の最後に、委員会での話し合いをふりかえりながら、生徒ひとりひとりが取り組む内容を「My SDGs宣言」として文章にしました。節水や節電、給食を残さないなど、身近な行動を具体的に変えることを宣言した人が多く、心強く感じました。宣言した内容を実行できたかふりかえる機会や、自分が行動を変えることで社会がどのようによくなるか改めて考える時間を、今後も定期的に作れたらと思っています。

 

授業後に何人かの生徒に感想を聞いたところ、「他の委員会の発表を聞いて、自分が持っていなかった考え方に気づけた」「発表したことにしっかりと取り組みたい」と、視野を広げ、行動に移すきっかけを得る時間となったようでした。一度きりの機会ではなく継続したものになるように、引き続き先生方や生徒会と連携して取り組みを進めていきます。(教育コーディネーター 新荘 直明)