Sustainable Japan Award 2021
優秀賞は西粟倉村(岡山県)
株式会社ジャパンタイムズは、2017年に2つのコンソーシアム、「ESG推進コンソーシアム」と「Satoyama推進コンソーシアム」を立ち上げ、持続可能な社会の実現のために様々な立場で活躍してきた企業や団体そして個人にフォーカスし、その取り組みを国内海外に発信してきました。
そして2021年6月、「ESG推進コンソーシアム」と「Satoyama推進コンソーシアム」は、それぞれ取り組み方は異なるものの、目指す方向性と目標が同じであると考え、さらにプロジェクトを充実させるため、2つのコンソーシアムを統合し、「Sustainable Japan Network」として再スタートしました。
「Sustainable Japan Award 2021」は、株式会社ジャパンタイムズが2019年に創設した「Satoyama & ESG Award」を、3回目となる今年から「Sustainable Japan Award」へ名称を変更したもので、その年に先進的で持続可能な取り組みを行なった企業や団体、個人を表彰し、その活躍を国内外に伝えていくアワードです。
このたび西粟倉村が「Sustainable Japan Award 2021」において、優秀賞を受賞しました。
(受賞理由)
村をあげてサステイナブルな取り組みを行っていることが高く評価された。
里山資本の大元である森林を「百年の森林(もり)構想」として2008年から保全事業をスタート。荒れやすい個人所有の森林を村が10年間の協定により預かり集約化したり、村の森林面積の半分がFSC認証を受けたり、森林の年間の二酸化炭素固定量も算出し公表するなど、事業を多面的に展開してしている。2020年には民間金融機関と国内初の森林商事信託事業も開始し、森林管理に民間資金の導入手法の開発も行っている。
人口減少が進む中、「ローカルベンチャー推進事業」に取り組み、若者を中心とする多くの起業家や地域プレイヤーを育成している。また、移住者の数は約200人となり、人口の15%を占めている。市民や村役場職員が協働して立ち上げた「一般財団法人西粟倉むらまるごと研究所」の今後も期待される。
9月28日(火)に表彰式と受賞企業・団体・自治体によるパネルセッションが開催されました。
■本年度受賞企業
Sustainable Japan大賞:株式会社ユーグレナ
Sustainable Japan優秀賞:西粟倉村(岡山県)
Sustainable Japan ESG部門 優秀賞:第一生命保険株式会社、株式会社商船三井
Sustainable Japan Satoyama部門 優秀賞:株式会社風と土と、株式会社扉ホールディングス
Sustainable Japan ESG部門 審査員特別賞:株式会社フードロスバンク、Green Finance Network Japan
Sustainable Japan Satoyama部門 審査員特別賞:Meets Takegami(中越パルプ工業株式会社)
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