【イベントレポート】令和3年度協力隊 第一回研修を実施しました!

「地域おこし協力隊制度」とは、 最大3年間、 協力隊員となった移住者が地域で活動できるよう国が支援を行う制度です。 村は平成21年から本制度の活用を始め、 これまでに93名の協力隊員を受け入れてきました。 半数の協力隊員が任期終了後も村に残って活躍しており、村内事業者の事業拡大や新事業創出につながっています。 一方で、「どのような人がいて、 何をしているのか分からない」というお声もいただいています。
そこで、 今年度は協力隊の活動を定期的に情報発信していきます。皆様が協力隊員の活動を知り、 応援や関わりにつながるきっかけになることを願っています。

※本記事は、協力隊員紹介冊子「にしあわくら協力隊図鑑」より一部を抜粋した内容となります。

8月25日(水)、あわくら会館百森ひろばにて第1回研修を実施し、当日は32名の隊員が参加しました。午前中には前村長である道上正寿さんを講師にお話を伺い、午後は隊員が三人ずつのグループに分かれた座談会形式で、講演会の感想の共有と活動内容等についての自己紹介を行いました。

研修当日の流れ

09:00〜09:30 オリエンテーション
09:30〜12:00 道上正寿前村長ご講演
12:00〜13:00 休息
13:00〜15:30 振り返り座談会
15:45〜16:00 事務局から案内、アンケート記入

講演会では、西粟倉の森林がどのように手入れをされてきたか、これまで行われてきた事業や森林の整備がどのような思いのもとになされてきたのかを伺いました。道上さんのお話を受けて隊員の方々からも、自らの活動についてや西粟倉村のこれまでやこれからについて等、様々な質問が飛び交う時間になりました。地域おこし協力隊の方々は着任前に主に受け入れ先から西粟倉村のこれまでや現在の取り組みについて説明を受ける機会もあります。しかし、実際にその歴史を作ってこられた方からお話を伺う機会はほとんどなく、とても貴重な時間になりました。

今回は「百年の森林構想」をはじめ、西粟倉の方々の森林に関する強い思いについて伺いました。今後の講演会でも、本拠地となる西粟倉のことや西粟倉村で興っている事業について伺い、協力隊員が自身の活動の糧にしてもらえるような時間にしていきます。

午後の座談会では、午前の講演会の感想を皮切りにして、隊員の方々ご自身の活動や現在のご所届・ご事業を選ばれた背景について話していただきました。普段交流がない方との接点も生まれ、互いの活動や人柄について良く知ることで、事業をはじめ様々なつながりが生まれることを願っています。