2021年春より、西粟倉村のローカルベンチャー事業の一環で新たに「TAKIBIプログラム」が始まりました。 TAKIBI通信では西粟倉村在住の方に向けて、TAKIBIプログラムに関わる情報発信を行います。
地域新電力会社『西粟倉百年の森林(もり)でんき株式会社』誕生!
TAKIBIプログラムを通じて事業化を検討してきた「村内における電力の安定供給の仕組みづくり」を具体化するため、村の地域新電力会社「西粟倉百年の森林(もり)でんき株式会社(以下、百森でんき)」がこの3月に誕生しました。今回はTAKIBIプログラムにおける議論の様子や関わるメンバー、今後の事業の展望についてご紹介します。(TAKIBI通信Vol.4の続編)
1 TAKIBlプログラムで取り上げた背景
主に以下の理由から、新電力事業をTAKIBIプログラムで 取り上げることになりました。
- 持続可能な村づくりにつながる
- 村の「総合振興計画」における脱炭素化、防災力の向上等を推進できる
村の再生可能エネルギーの活用により、電気代の変動や災害等による影響を抑え、村民が安心して暮らせる環境を目指して議論することが決まりました。
2 村外からの応援メンバー
村内関係者の他、TAKIBIプログラムや新電力事業に共感していただいた様々な立場の村外企業と議論に参加しています。
- 三ッ輪ホールディングス株式会社(東京都新宿区/全国で新電力事業を安定的に実施)
- テクノ矢崎株式会社(東京都品川区/村の再生可能エネルギー事業の導入を支援)
- 中国銀行(岡山県岡山市/電力事業の事業性や経済波及効果の検証)
- パナソニックエナジー株式会社(大阪府守口市/蓄電池製造メーカー)など
3 TAKIBlプログラムにおける議論
事業アイデア検討ワークショップ「TAKIBIキャンプ」における議論の結果、村の自然環境を活かしてエネルギーを生み出し、村内で活用する地産地消型の仕組みをつくるため、地域新電力会社を設立することになりました。西粟倉村・寺尾武蔵氏(百森でんき代表取締役)・三ッ輪ホールディングス株式会社・テクノ矢崎株式会社・株式会社ちゅうぎんエナジー(※)が共同出資を行い、議論を行いながらより良い事業展開を目指します。
※株式会社ちゅうぎんエナジー:ちゅうぎんフィナンシャルグループの投資専門子会社ちゅうぎんキャピタルパートナーズの100%出資会社
(参考記事)みんなで目指す、災害に強く、安心して暮らせる地域。西粟倉村の地域新電力会社『西粟倉百年の森林でんき』が新たな仲間を募集!
TAKIBIプログラムとは?
村の中にある「願い」を起点に、売上1億円以上のビジネスを複数創出する事業です。
願いとは「これは何とかしたいという思い」を指しており、実現に向けて村内外の人と協働しています。
目標はIターンの人だけでなく、Uターンによって地元の子どもたちが戻ってくる村を目指し、多くの人を雇用できる仕事を創出することです。開始から2年目を迎え、事業アイデアを生み出すこと、昨年度生まれた事業アイデアを具体化することを並行して進めています。
【TAKIBI通信のお問合せ先】
(株)エーゼログループ 地域共創事業部 担当 高橋 mail:lv@a-zero.co.jp
ご要望や気になることなど、お気軽にお問合せください。
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