「木づかい運動」今後の注力分野は「食器」と「木製風鈴」が有望!?アプリ・アンケート(第7回)集計結果

みなさま、第7回アンケートへのご回答ありがとうございました!
今回は「木づかい運動」と木製品の利用について、みなさまのお考えを伺いました。

今回は29名の方から回答をいただきました。

「木づかい運動」とは

政府(林野庁)は平成17年度から、木材を利用することの意義を広め、様々な木材利用を拡大していくための国民運動として「木づかい運動」を展開しています。

木材を使うことは「伐って、使って、植えて、育てる」という人工林のサイクルの一部。二酸化炭素(CO2)の吸収や国土を災害から守るといった森林の持つ多くの働きを発揮させるためにも、木材を使って森を育てることは大切なことです。人工林を伐って使うとともに、植えて育てることを進めていくことで、未来につながる森林の持続的なサイクルが保たれます。

第1問 この「木づかい運動」について、あなたはどう思いますか?

結果は下図の様になりました。

<注>アプリ村民票に登録いただく際、性別は伺っていません。今回は回答結果に男女で差が出ると考えられたので、お名前によって性別の推定を行って集計しました。そのため一定の誤差が生じますことをご容赦下さい。以降の質問での男女比較にも同様の考慮をお願いします。

一般に、男女を比較すると女性の方が消費機会は多いと言われています。そのこともあってか、今回の結果では女性の方が日常の中での「木づかい」の取り組みが進んでいる様子が伺えました。

第2〜4問 木製品の評価

一般的によく木製品として販売される製品について、「ご自身で購入」「ギフト利用」「ギフト嬉しい(もらった際の嬉しさ)」の3つの違った切り口から評価をしていただきました。

第2問 ご自身で購入:「あなたはご自身で購入しようと思いますか?」

第3問 ギフト利用:「あなたは親しい人や取引先への記念品・ギフトとして利用しようと思いますか?」

第4問 ギフト嬉しい:「親しい人や取引先から記念品・ギフトとして、あなたが受け取った場合、うれしいものはどれですか?」

全体の結果は下図の通りでした。

食器(器、スプーンなど)、木製風鈴は、自身としてもニーズがあり、ギフトでも喜ばれそうで、今後の可能性が感じられます。

この質問も男女別に異なる傾向が見られました。

下図の左が女性、右が男性です。

「カード・ケース」や「高級ペン、ヒノキえんぴつ」は男性向き、「消臭チップ」や「芳香剤」は女性向きと言えそうです。

第5問 「木づかい運動」の考え方や具体的な推進方法、西粟倉村での展開について、あなたのお考えをお聞かせ下さい。

貴重なご意見を多数いただきました。その中からいくつかの切り口でご紹介をさせていただきます。

木製品の提案

  • 粟倉の色々な木でアクセサリーなどを作ってほしいです!(※同様にアクセサリーに関するご意見は3件あり、ポテンシャルを感じます)
  • アウトドア用の「スエーデントーチ」、鳥箱製作キット
  • 木製品の耐久商品は素晴らしく、思いつくし、買いたいし、貰っても嬉しいが、一度買うと中々次は買わない。食品のように木の商品で消費したら無くなるもので、ブレークすると、買い続けてもらえるので、そういう商品が出せるかが鍵だと思う。

木製品の物語性を伝えたい

  • 先人達の営み、暮らしから続いて来た現在、というところ。物語が伝わるといいと思います。
  • (前略)人の一生では、植林を手掛けた方々は、その成果を見届けることが出来ない 。なのに未来に託した夢であったり、災害防止や、素朴に汗水流し苦労された方々、その歴史には、頭が下がる思いがする。その方々の思いが、伝わるような暖かい作品を期待したい。

その他「木づかい運動」の推進について

  • 地域の課題を解決でき持続できる具体的なものとして考えれば広がるが、単なるスローガンであれば難しいのでは
  • とてもいい考え方だと思います。自分で買うよりもギフトで選ばれる方がハードルが低く、推進しやすいと思いました。
  • 構想や理想は賛同出来ますが、それとは別の思想や利用して私腹を肥やす人もいる。見せる表と見せない見えない裏との垣根の整備もきちんと考えて実行してほしい。

今回のアンケートでは「木づかい運動」や村が今後手掛ける木製品について、数多くの素晴らしいアドバイスをいただいたと思います。

今回いただいたご意見は村の林業に関わる事業者に共有をさせていただきます。今後の西粟倉発の木製品にご期待下さい。

引き続き、アプリ村民票をよろしくお願いします!

★過去のアンケートの集計結果はコチラです。