にしあわくら TAKIBI通信 vol.7

2021年春より、西粟倉村のローカルベンチャー事業の一環で新たに「TAKIBIプログラム」が始まりました。 TAKIBI通信では西粟倉村在住の方に向けて、TAKIBIプログラムに関わる情報発信を行います。

今の村の自然ってどうなっている?

令和5年度のTAKIBIプログラムでは、今現在の西粟倉村の「自然環境と生態系」をテーマの1つとして、事業アイデアの創出、具体化を目指しています。森林や水資源などの村の豊かな自然を「百年の森林事業」等を通じて、最大限活用してきた西粟倉村ですが、かつて村にあった自然や生態系は近年変化してきています。事業、さらには日常生活に大きく影響する「自然環境」というテーマをもとに、7月28日、29日に事業アイデアを議論するTAKIBIキャンプを実施しました。

村からは村の自然を活用する事業者、村外からは、「自然環境」の分野に秀で、それにビジネスとして取り組む事業者が一堂に会し議論を行いました。議論の中では、西粟倉の自然環境や生態系が、昔のような状態、例えば生き物が豊富で豊かな森林に回復することは、百年の森林構想のさらなる推進や新たな産業創出の可能性、ひいては日常生活をより豊かにしていくことにつながることが示唆されました。また、今後日本全体が陥る問題の解決に資する仕組みの実装ができるのではないかとの話にもなりました。今後も引き続き議論を重ね、村の事業アイデアの具体化、実装を目指していきます。本事業の続報はTAKIBI通信にてお伝えさせていただきます。

村出身者の若者と村の未来を考える「あわくら未来会議」を開催しました

8月14日に村出身20代前半の若者13名と、村の未来について考えるワークショップ「あわくら未来会議」を、小松組さんが運営するキャンプ場「森喫」で開催しました。
村を離れた若者に対する「願い」の調査や、村の変化を知る機会を創り、継続的にふるさとに関わりたいと思ってもらうことを目指し、TAKIBI事業の一環として実施しました。村出身者の3人の大学生が実行委員となり、昨年より企画を立ち上げ準備を進めてきました。

当日は、参加者が小学校在学時に教員を務めていらっしゃった鳥越厳之先生による授業(ワークショップ)が行われ、村にどのような印象を持ち、どのような村であってほしいかを話し合うことで、参加者が改めて村のことを見つめるきっかけになりました。あわくら未来会議は来年度以降、村出身の若者たちが自主的に開催を続けていくこととなり、世代を広げながら、村について考える機会を作っていきます。

村の皆さんの願いを集める調査を実施しています!

昨年度のプレ実施を経て、令和5年度は本調査として、村の皆さんが普段の生活で感じていることをお伺いする「願い調査」を実施しています。調査を監修してくださるのは、昨年度から引き続き白取耕一郎先生(大谷大学社会学部コミュニティデザイン学科講師)です。今年度は幅広い層の村民を対象に、合計50名にインタビューを行います。調査終了後は50名の「願い」から分析された結果を、村の将来に向けて必要な仕組みや事業づくりに活かしていきます。お知り合いから本調査のご紹介がありましたら、お力添えのほど、よろしくお願いいたします!

画像をクリックするとPDFファイルが開きます。
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TAKIBIプログラムとは?

村の中にある「願い」を起点に、売上1億円以上のビジネスを複数創出する事業です。願いとは「これは何とかしたいという思い」を指しており、実現に向けて村内外の人と協働しています。目標はIターンの人だけでなく、Uターンによって地元の子どもたちが戻ってくる村を目指し、多くの人を雇用できる仕事を創出することです。開始から3年目を迎え、事業アイデアの創出と、これまで生まれた事業アイデアの具体化を並行して進めています。

【TAKIBI通信のお問合せ先】
(株)エーゼログループ 地域共創事業部 担当 高橋 mail:lv@a-zero.co.jp
ご要望や気になることなど、お気軽にお問合せください。

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  1. 記事を拝見し、とても励みになりました!県外からコメントです。また西粟倉に遊びに行きたいです!