みなさま、第18回アンケートへのご回答ありがとうございました!
今回はコンポストや循環型社会について、みなさまのご意見を伺いました。30名の方から回答をいただきました。
まずは、みなさまのリサイクル活動への取り組みについて伺いました。
Q1 あなたはどんなリサイクル活動に取り組んでいますか(いくつでも)
結果は下図の様になりました。みなさま積極的に取り組まれている印象です!
「その他」のご意見
- 余計なものは極力買わない
- 珈琲残渣を家庭では消臭剤・除草剤として、事業的にはバイオ炭化やCNF化を構築中です(※事務局注:CNFはセルロースナノファイバーという植物由来の次世代素材)
次に、コンポストに関するご説明をし、以下コンポストに関連するご意見を伺いました。
<説明>
コンポストとは、家庭から出る野菜くずなどの生ごみ、落ち葉などを、微生物の働きにより発酵・分解して有機肥料を作ることを言います。一般的に、木箱、段ボール箱、プラスチック容器などのコンポスターと呼ばれる容器に生ごみなどに加え微生物の入った材料を混ぜて堆肥化を進めます。
Q2 コンポストのメリットについて、どう感じますか?
約6割の方から回答をいただきました。以下、代表的なご意見をご紹介します。
- ゴミの排出を減らせて、自然の堆肥にもなるので、一石二鳥だと思います。
- 生ゴミを資源に変えることができることに大きなメリットを感じます。
- コンポストは状態の変化を身近に観察することができるので、循環型社会の一端をになっていることを実感できるのもメリットかと思います。
- 最近は使ってませんが、以前は使っていました。いい肥料ができました。そこにメリットを感じます。
- コンポストで作った野菜は美味しくなるイメージ
- 商売で畑をやっているので、コンポストというより草堆肥ですが利用しています。 肥料は買えば高いので、個人的にはコスト面で一番助かっています。
- 化学肥料に頼らず土に再生や肥料としての活用ができる。
- 家庭菜園や農業をされている人には、大なり小なりのメリットはあるが、それ以外の方にはメリットを見出しにくい。
- 生ゴミの排出量が減りますが、都市部ではスペースや置き場所などの問題があると思う。
- メリットはあると感じます 分別の手間はあるけど、生ゴミを再利用できるし、ゴミ箱の匂いも軽減されるので。
- ゴミの減量による処理コストの低減。 生ゴミの発生量の見える化による減量。
- 生ゴミをゼロに近づける最も基本的な行動。
Q3 コンポストに興味がありますか?
結果は下図の様になりました。9割の方々に興味を持っていただきました。
Q4 前の質問で「すでに取り組んでいる・取り組んだことがある」という方にお聞きします。どんなコンポスターをどこに置かれてお使いか、取り組んでみたご感想など教えて下さい。
5名の方から回答をいただきました。
- 庭の片隅に木枠を置きビニールシートを被せています。
- 市販のプラスチックのコンポスト容器を使っていました。家の庭に設置していました。いい肥料ができたことを覚えています。
- 廃材などを使った型枠で堆肥を作っています。 畑の脇にあって、草を刈ったものを適宜そこに集めます。
- コンポストではありませんが、繊維を堆肥に混ぜて土に戻す実験をしています。
- ベランダに20リットルバケツを置いて、野菜クズや米糠と土を混ぜて再生を行う。 気温による影響や野菜クズを混ぜる量、混ぜた土に微生物や幼虫がいるいないでうまく再生されたり腐ったり難しい印象もありますが、片手間でやっていてもそれなりにはできているようです。
Q5 西粟倉村では村民の自主的な活動として「あわくらコンポスト部」があります。段ボール箱などを使った比較的始めやすい取り組みで、ノウハウを交流したりイベントを行っています。あなたはこの活動に興味がありますか?
自由記述で回答をいただきましたが、記述内容から要約をさせていただきますと、興味がある:14、やや興味がある:3、記述なし:13と、高い割合で「あわくらコンポスト部」に興味を持っていただきました。
一方で、「興味がある」に分類した自由記述の中で、3件「遠方に住んでいるので参加は難しい」というご意見をいただきました。
「あわくらコンポスト部」の活動詳細はこちら↓のインスタグラムをご覧ください。
https://www.instagram.com/awakura_compost_club/
部員も募集中です。
https://www.instagram.com/p/CugeHa2phmN/?img_index=1
入部希望の方はインスタグラムのDMでご連絡を!
Q6 コンポストやリサイクル活動、循環型の社会などについて、あなたのお考えを教えて下さい
約6割の方から回答をいただきました。以下、代表的なご意見をご紹介します。
- 都市部の集合住宅ではなかなか難しいと思うので、生活のあり方から考えていく必要があると思います。
- 先日近くでパタゴニアによるリペアイベントがありました。安く手に入る洋服が増えていますが、気に入った洋服を大切に使いたいと思います。
- 自然農法を学んでいて、実は江戸時代の農法が理想の自然農法に近い、というのを知りました。 いずれはそこに戻るのだとは思います。
- 目指す循環型社会の全体像を明確にすることで、自分が関わっている活動が循環型社会のどのフェーズに寄与するかを知ることができ、新たな循環型社会を創造するヒントになるのではないかと考えています。
- 「捨てればゴミ、使えば資源」 未利用資源の活用はこれからの時代とても重要だと思います。
- 待ったなしに、取り組まなければならないと思います。
- 都会だと使い途が限られるケースがありますがコンポストはとても良いと感じます。
- とても大切な事だと思います。ただ、仕事に追われていて、今はコンポストには取り組めていません。退職したら、考えたいと思います。
- コンポストは興味あるものの、結局家庭菜園ができる環境でないと、出来上がった肥料の利用ができないので、心理的ハードルが高いです。特に夏場ならともかく、秋冬は家庭菜園がやりにくくなるので、より難易度が高くなってしまいます。 村ならではのリサイクル活動や循環型社会のエッセンスをどうやって都会に暮らす自分に取り入れていくか、ずーっと悩んでおります。
- 不勉強なことが多いためわからないのですが、コンポストを行う生ゴミに、人体に有害な物質が含まれている場合、出来上がった肥料にどのような影響が出てくるのかどうかが気になります。
- コンポストに関心はあるものの、作っても使えるような場所がないので宝の持ち腐れになる。作って使える場所があるのなら積極的に作っていくかな…
- 西粟倉では家屋や家具、家電、依頼などのリサイクル活動を、あまり見かけない気がします。一歩進んだ取り組みや紹介も必要だと思う。
- 土に帰るものはコンポストが有効だと思いますし、電化製品や雑貨・衣類などは物価が高騰する中、リサイクルショップで循環させるのは良い取り組みだと思います。ただ、どうしても処理できない生ゴミなどは最新の焼却炉を使って高効率かつ低公害で処理し排熱も活用できるようインフラの更新や整備にももっと目を向けるべきだと思います。循環させることと循環できないものはどうするか、両方大事だと思います。
「コンポストを行う生ゴミに、人体に有害な物質が含まれている場合〜」という懸念をいただいておりますが、コンポストの材料としてはプラスチックやガラス片、乾電池などに由来する重金属の混入を避けることが基本と考えられています。
ご参考:家庭の生ごみ処理物の品質を悪化させる日用品からの重金属の混入(日本土壌肥料学雑誌)
https://www.jstage.jst.go.jp/article/dojo/74/5/74_KJ00002486181/_article/-char/ja
いつも貴重なご意見、アイディアをいただき、誠にありがとうございます!!
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