皆さん、こんにちは。
西粟倉村に在住する村民第1号として、今回寄稿させていただきました。上山隆浩(うえやま たかひろ)と申します。
現在は、副村長として村役場で勤務しています。よろしくお願いします。
振り返れば、1982年に大学を卒業して、そのまま役場に入庁してから、42年になりました。
「百年の森林構想」や環境に関わる各種のモデル事業や若い人たちのU・Iターンに関わるローカルベンチャー事業や地域おこし協力隊事業に携わってきました。
今回は、村の今についてご紹介できればと思います。
村の人口は、24年の11月末で1329人になっています。全国の町や村で人口の減少が課題になる中、村も緩やかですが、毎年20人~30人ぐらい人口が減っています。ただ、若い人たちのU・Iターンが増え、一言で言うと「賑やかな過疎の村」になっていると感じています。ぜひ、みなさんにも村に帰ってきていただいて、村の今を楽しんでいただきたいです。
村には、いろいろな宿やホテルができ、レストラン、カフェ、ケーキ屋さんなどの飲食に加えて、ジビエやイチゴ、木工製品、ジビエの皮を使った製品などなど、ローカルベンチャーと呼ばれる若者を中心とする起業によって62社が誕生しています。最近では、平飼いの養鶏も始まり美味しい卵の販売も始まりました。
3年前にオープンした新しいあわくら会館も村の拠点として村内外の多くの皆さんにご利用いただいています。訪れた人みんなを魅了する木造の建物ですが、その98%は村産の木材でできていますし、中には村のベンチャーの皆さんが作った家具や什器が使用されています。
「百年の森林構想」でだんだん村の自然環境も良くなってきて、これからは村の自然資源を活用したいろいろな新しい事業が始まります。
ぜひ、村のこれからにも注目してください。アプリ村民票でもお伝えします。
上山隆浩(うえやま たかひろ)プロフィール
1982年4月 西粟倉村役場入庁
2009年4月 産業建設課長
2012年4月 産業観光課長
2017年5月 地方創生特任参事
2024年4月 西粟倉村副村長
2009年より「百年の森林構想」「環境モデル都市構想」を掲げ、西粟倉村内の地域資源を活かしながら地域活性化に取り組む。また、新たな地域経営モデルの構築に向けローカルベンチャーの発掘と育成に力を注ぐ。
この記事はリレー形式で西粟倉村の同窓生に連載していただく予定です。次回もお楽しみに!