今年の村の予算ってどうなっとん? 〜広報にしあわくら 2025年5月号より〜

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今月のテーマ 今年の村の予算ってどうなっとん?

はじめに

今回は、村の予算について紹介します。予算とは、1年間の村から入ってくるお金(収入)と、そのお金をどのように使うのか(支出)を決めたものです。

今回の特集では、令和7年度の予算の金額や内訳について、そのお金をどのように使うのか村の取り組みについて紹介します。

表紙の写真は、地域脱炭素移行・再エネ推進事業で行われた中土居のしごと・くらし応援住宅に設置した太陽光パネルの写真です。令和7年度も引き続き他の住宅への整備を行っていきます。

令和7年度の予算について

令和7年度の当初予算が3月定例議会で議決されました。

予算の規模は、一般会計予算が対前年比0.3%減39億8119万8000円、これに特別会計と企業会計を合わせた総額は、対前年比1.3%減の47億220万6000円となりました。

村の予算の内訳は?

自主財源 27.2%

税・使用料等国などに頼らず自主的に調達したお金です。この財源が多いことが望ましいです。

義務的経費

人件費、扶助費、公債費で、支出が義務付けられています

物件費

委託料、使用料、手数料、旅費、交際費など

繰出金

特別会計に使用するお金

10年間の村の予算を振り返ってみると?

グラフのとおり大きい建設工事があったときに予算が上昇しています。また、10年間で予算が全体的に上がっているのは、物価や人件費の上昇によるものが大きいと考えられます。

令和7年度 事業を紹介

令和7年度の当初予算に計上した事業について、一部になりますが紹介します。

◾地域脱炭素移行・再エネ推進事業

5億1569万2000円

令和4年4月に脱炭素先行地域として選ばれ、村の公共施設など(庁舎、学校、公営住宅など)の屋根などに太陽光・蓄電電池を導入、また、小水力発電を新設するとともに、既存の小水力発電・木質バイオマス発電を活用することで村の脱炭素を目指します。
今年度は、村営中土居住宅に太陽光パネルを設置する予定です。

太陽光の電気をためる蓄電池です。
◾2025大阪万博推進事業

149万3000円

今年の4月13日から10月13日まで大阪で開催される「大阪・関西万博」に出展します。会場では、日本全国の地方自治体が地方創生SDGsの取り組みを紹介する展示イベント「地方創生SDGsフェス」が開催されます。

このイベントでは、村の「百年の森林(もり)構想」を広く知っていただくため、ブース展示を行います。ブースでは、映像・香り・音・手触りを通じて森林の魅力を体感していただき、村の「これまでの50年」と「これからの50年」を来場者の皆さまに感じていただけるような展示を行います。

万博での展示イメージ図
◾学校施設整備事業

805万9000円

老朽化が進んでいる村内の学校(幼・小・中)のトイレを和式から洋式への変更など整備を行います。
今年度では、小学校トイレの設計を行い、来年度に工事を行います。

◾推進交付金・関係人口創出プラットフォーム構築事業

5272万0000円

昨今、村の取り組みによって移住者が増えている一方、住む家が不足しています。
新しい地方経済・生活環境創生交付金(第2世代交付金)を用いて、世帯向けのユニット型実証住宅の建設を行います。

同じ交付金を用いて建設した下土居ユニット型実証住宅です
◾環境資本の魅力化推進事業

194万3000円

この事業は、たくさんの生き物が生息できるよう環境を整備し、命の賑わいに溢れ、そして夢中になって遊ぶ川ガキ(川で遊ぶ子どもたち)たちの姿がある川を取り戻すことに挑戦します。

◾地区と連携した住宅建設のための用地取得

790万0000円

村の住宅不足、地区の担い手の減少、高齢化社会が課題となっています。この村と地区の課題解決に向け、地区の受け入れも含めた住宅用地の検討を行い、村が建設を事業化する取り組みがスタートしています。

広報にしあわくら5月号全文は以下でご覧ください。

広報にしあわくら2025