あわくらACPってなに? 〜広報にしあわくら 2025年11月号より〜

この記事の最後にPDF版のリンクをご紹介していますので、是非ご覧ください。

あわくらACPってなに?

はじめに

村では、生涯スポーツ推進計画に基づき、幼児から高齢者まで幅広い世代がスポーツを楽しめる環境づくりを進めています。そのなかで、小学校の1年生から3年生を対象に、あわくらACP(アクティブチャイルドプログラム)という取りくみが行われています。「あわくらACPクラブ」は、地域ぐるみで子どもたちの「からだを動かすってたのしい!」という気持ちを育てる新しい取り組みとしてスタートしました。

今回の特集では実際にACPに参加し、活動の魅力について紹介します。

ACP(アクティブチャイルドプログラム)ってなに?

ACP(アクティブチャイルドプログラム)は「すべての子どもたちが生涯にわたって体を動かすことを楽しめるようにする」ことを目指したプログラムです。「走る・跳ぶ・投げる」など、基本的な動きを遊びやスポーツの中でバランスよく経験することで、運動が好きになり、将来にわたって健康的な身体づくりにつながることを目的としています。こういった取り組みに積極的に取り組む必要があると考えています。

ライフステージに応じたスポーツ活動

令和7年3月に策定された西粟倉村生涯スポーツ推進計画では、ライフステージに応じた、すべての世代が参加しやすいスポーツプログラムを推進しています。

幼児・児童向け

運動遊びを通じて、多様な体験を楽しみながら生涯にわたる運動習慣を身につけられるプログラムの実施
→あわくらACPはココ

中高生向け

部活動の地域展開に対応した地域スポーツクラブの整備と、交流試合や大会参加の支援

成人向け

仕事帰りでも参加できる夜間プログラムを提供健康維持を目的としたランニング・ウォーキングイベントの実施

高齢者向け

軽いウォーキングやストレッチ教室、健康体操の開催シニア世代向けのスポーツ大会の開催支援

指導者の清家さんにあわくらACPについて聞きました。

清家さんは、地域プロジェクトマネージャーとして村の生涯スポーツの推進や、部活動の地域展開の活動を行っています。

あわくらACPをはじめたきっかけは?

村の子どもたちを見ていると、元気そうに見えても、日常的に外で体を動かす機会は意外と少ないように感じます。厚生労働省やWHO(世界保健機関)では、子どもが「1日60分以上の中強度以上の身体活動」を行うことを推奨していますが、実際にはその基準を満たす子どもは多くはないという調査報告もあります。

子どものころの運動は、体力や運動能力の向上だけでなく、将来の健康にも深く関わっています。たとえば、高齢期の大きな課題である骨粗しょう症の予防にも、子ども時代の骨への刺激が重要だとされています。

つまり、子ども期の運動は「予防」であり、保健福祉の入り口でもあるのです。

こうした考えのもと、「誰もが楽しく体を動かせる環境をつくりたい」という思いから、あわくらACPクラブをスタートしました。放課後、学童に迎えに行き、スタッフが体育館まで引率することで、安心して参加できる仕組みを整えています。

学校やスポ少のように「競技」や「上達」を目的にするのではなく、走る・跳ぶ・投げるなどの基本的な動きを”あそび”その中で育てることを大切にしています。

村や地域の中でACPを広げることにはどのような意義があるでしょうか?

西粟倉のような小さな村だからこそ、運動習慣づくりを地域全体で支えることに意義があります。

活動後は、PocketでNestさんが実施されている地域食堂にて、希望者はそのまま温かい夕食をとることができます。

学童のお迎えが17時30時分だったものを18時45分まで延長し、運動と食事を自然につなぐ流れをつくったことで、保護者の方々の働きやすさや家事の時間の確保にもつながっているのではないかと思います。

結果として、「運動しやすい」「させやすい」「働きやすい」という三拍子がそろい、多くの家庭から参加希望をいただいています

現在は登録児童28名となり、村の子どもの多くが放課後に体を動かす機会を持つようになりました。

今後の展望について

そもそも、野山を駆け巡ることが、運動あそびとしては最も質が高いと思っています。

これからは、季節や地域行事と連動しながら、自然の中での活動を増やしていけると嬉しいです。

また、保護者の参加も少しずつ増えてきています。

今は私が指導者としてメインで関わっていますが、いずれはみんなで支え合いながら自走できるクラブに育てたいと考えています。

さらに、今後は「部活動の地域展開」によって、子どもたちのスポーツ環境そのものが大きく変わっていきます。

あわくらACPクラブで育った子どもたちが、次のステージである4年生以上の小学生や中学生になったとき、どのような環境でスポーツを続けられるのかを地域全体で考えていく必要があります。

その先には、大人や高齢者も含めた多世代のスポーツ環境づくりがあり、これは「生涯スポーツ」の視点で、教育・福祉・地域づくりなどさまざまな領域を横断しながら進めていく取り組みです。

子どもの健康づくりから始まったこの活動を起点に、世代を超えて運動やスポーツを楽しめる文化が育つ村にしていけたらと思っています。

参加するには?

毎週火曜日の放課後、西粟倉小学校体育館で活動しています。

対象は主に小学校1~3年生。

見学や体験も随時受け付けていますので、教育委員会またはクラブ担当(清家)お気軽にお問い合わせください。

学童からの引率・地域食堂への流れもあり、安心してご参加いただけます。

あわくらACPについて

【日程】毎週火曜日(17時45分〜18時45分)

【対象】小学校1年生~3年生

【料金】無料

【場所】小学校体育館を中心に、村民グラウンドや自然の中での活動も予定

【インスタグラム】https://www.instagram.com/acp_awakura

広報にしあわくら11月号全文は以下でご覧ください。

広報にしあわくら2025