林床の踊り子,フタリシズカ

センリョウ科センリョウ属、林内に生える多年草です。沖縄を除く日本全国の山林の比較的暗い場所に分布します。

2本の花穂の先に米粒のような白い花をつけます。花には花弁も萼もなく、3個の雄しべが丸く子房を抱いています。
花穂は2本の時が多いので二人静ですが、1本や3本、4本のときもあります。

名前の由来はその花穂の姿を源義経の愛した静御前の舞姿に重ねて名付けられたようです。

フタリシズカは、静御前の霊が取り付いた菜摘み女と霊が同じように舞うという、能の「二人静」から来ていると言われています。

近縁種で花穂が1本のヒトリシズカという植物もあります。

趣のある名前と花の様子がピッタリですね^^