【生きるを楽しむをつなぐ vol.3】海を越えて、村の中で——「出会い」から生まれる、むらまる研の活動をご紹介!

この記事の感想をお伺いするアンケートを実施しています。本文の最後からご案内していますので是非ご回答ください!

一般財団法人西粟倉むらまるごと研究所(以下、むらまる研)は、テクノロジーを活用して地域の課題解決や「生きるを楽しむ」という理念の実現を目指す組織です。

活動拠点である「むlabo(むらぼ)」では、最新技術の実証にとどまらず、食やものづくり、教育など、地域住民の「好奇心」を形にするための多様なコミュニティ活動を展開しています。

前回(vol.2)では、子どもも大人も夢中になる「ものづくり」の現場と、空き家や農地など、地域の暮らしをささえる取り組みをご紹介しました。

第三回となる今回は、この夏に公開された記事の中から、「出会い」をキーワードに5本をピックアップしました。台湾のパートナーとの学び合いや視察の受入れといった海を越えた交流から、公園のフェンネルが餃子になった小さな発見、みんなで組み立てたコンポスト、村の暮らしの足になっている小さな電気自動車まで。人と人、人と資源が出会うところに、新しい何かが生まれていく——そんなむらまる研らしい活動が並びました。ぜひご一読ください!

台湾のパートナーと学び合う、オンライン勉強会

今年5月から、むらまる研は台湾のパートナー企業・Jabez Creative Inc.(ヤビス)とのオンライン勉強会を始めました。Jabezは、台湾で10年以上にわたって地方創生に取り組んできた企業です。第1回の勉強会では、台湾で「地方創生」という言葉がまだ広く知られていなかった頃から、どのように各地域に入り込み、地域の人々と信頼関係を築いてきたのかをお話しいただきました。

台湾と日本の地方創生は、根底にある精神がとても近い一方で、多様な民族が共存する社会ならではの丁寧な合意形成や、旧正月などの「帰省文化」が地域づくりに影響している点など、違いも見えてきます。「2日間働き、2日間体験する」というWorking Holidayの仕組みは、日本でいう「関係人口」づくりそのもの。プロジェクトの本当の成功は、チームが去った後も地域が自立して発展し続けられるかどうかにある——という蔡ディレクターの言葉は、西粟倉村のこれからを考えるうえでも重みのあるものでした。

記事を執筆したのは、ワーキングホリデーで村に滞在していた台湾出身のペギーさん。後半には台湾華語版も掲載されています。

【勉強会レポート】Jabezの10年以上にわたる地方創生の実践から学ぶ

https://note.com/muramaruken/n/n950605db2ac6

台湾から5名のお客様、2泊3日の村めぐり

2026年5月、台湾から「農」「食」「アート」「居場所づくり」に取り組む5名の方が、2泊3日で西粟倉村を視察されました。きっかけは、2025年11月にむらまる研が台湾を訪れた際のPOPUP出展。そこで出会った高さんが西粟倉村の取り組みに強く興味を持ってくださり、半年越しの来村が実現しました。

むlaboでの村とむらまる研の紹介に始まり、百森の森歩き、エーゼログループ、nottuo、セリフの養鶏場、たまご型サウナの工房と、村の事業者を次々に訪問。夜は村のお母さんたちの郷土料理を囲み、3日目にはミシュラン獲得店で腕を振るうTimシェフによる、西粟倉の食材を使った台湾料理のワークショップも開かれました。村民向けのミニトークや安全第一公園でのBBQ懇親会など、村の皆さんと交わる場面がたくさん用意されていたのも印象的です。

西粟倉の取り組みを海外の方に直接感じてもらい、私たちも台湾の皆さんから学ぶ。そんな双方向の交流の3日間でした。

【視察受入れレポート】台湾から5名のお客様をお迎えし、西粟倉村をご案内しました!

https://note.com/muramaruken/n/n485cccd95ca2

公園のフェンネルが、台湾の餃子になった日

大茅地区の「おおがや芝桜公園 夢来人カフェ」で、地域のお母さんたち約10名と一緒に「フェンネル餃子」をつくるワークショップが開かれました。きっかけは、ちょっとした偶然。公園にはフェンネルが生えているけれど、どう使えばいいかわからない——というお母さんたちの声と、台湾からワーキングホリデーで来ていたペギーさんが教えてくれた「台湾ではフェンネルを餃子に使う」という話が、頭の中でつながったのだそうです。

採れたてのフェンネルで餡をつくり、皮も自分たちで伸ばして包みます。皮を丸める人、伸ばす人、餡をよそう人、包む人と、誰が指示するでもなく自然に役割が分かれていくお母さんたちの連携は見事だったとか。水餃子と焼き餃子、台湾の鶏肉飯に、お母さんたちからはお味噌汁とお稲荷さんもふるまわれ、最後は公園の景色を眺めながらの食事に。「フェンネルってこういう使い方ができるんだね」と、発見の声がたくさん聞かれました。

身近にあった草が、香りとおいしさに変わる。村に眠っていた知識と視点が出会った、小さな発見の一日です。

フェンネル餃子、おおがや芝桜公園で生まれた小さな発見

https://note.com/muramaruken/n/nff9d0bf33656

子どもも大人も一緒に、コンポストづくり

2026年6月、「子ども用おむつたい肥化プロジェクト」のワークショップ「みんなでコンポストを作ろう!」が開催されました。家庭用生ごみのたい肥化に取り組む「あわくらコンポスト部」、100%生分解性の子ども用おむつを開発する「Gaiapost」、そしてむらまる研の3者による合同実証実験です。

背景にあるのは、村のごみ事情。西粟倉村にはごみ処理場がなく、処理は美作市に依頼していますが、人口減少のペースが緩やかな西粟倉村では、処分費がむしろ増えているという現実があります。村で出るごみの重さを減らせれば、その分のお金を地域に残せるのではないか——その問いから、プロジェクトは始まりました。

2日間の参加者はのべ16名。山の落ち葉や畑のもみ殻を集めて基材をつくり、むらまる研が設計し村内の大工さんが切り出した、工具のいらない組み立て式のコンポスト箱を、大人も子どもも一緒に組み立てました。完成した箱を前にした子どもの「私が作ったんだよ!」の一言が、このワークショップのすべてを物語っています。

【イベントレポート】子ども用おむつたい肥化プロジェクト「みんなでコンポストを作ろう!」

https://note.com/muramaruken/n/n3cd941146184

小さな一人乗りEVが、村の暮らしにもたらしたもの

駅から先の移動に困る——村を訪れる人からよく聞く声に応えて、むらまる研は一人乗りの電動モビリティ「コムス」の貸し出しサービス「百森モビィ」を、むlabo・西粟倉駅・あわくら温泉駅の3か所で展開しています。この記事では、実際に長期間コムスを使った野田さんと下田さんのお二人に、小さな一人乗り電気自動車の乗り心地や、暮らしの中での使い方を聞いています。

お二人とも、これまで自分で車を運転する機会がほとんどなかったそうですが、共通して出てきた言葉は「ハードルが低い」。車体が小さいので何度切り返しても迷惑にならず、運転の練習にちょうどいい。さらに、目立つからこそ「コムスに乗っている人」として村の人に覚えてもらえ、会話のきっかけにもなったそうです。今ではお二人とも軽自動車や社用車を運転する日々。コムスがなければ普通の車の運転はあきらめていたかもしれない、という言葉が印象的でした。

移動手段であると同時に、村の暮らしへ踏み出すための“最初の一台”。数日だけの短期利用もできます。

【インタビュー】日々の「動く」は、超小型モビリティでサポートできるのか?長期利用者に聞いてみた!

https://note.com/muramaruken/n/n82a86fbf5fd0

最後に

今回ご紹介した5つの活動に共通しているのは、どれも「出会い」から始まっているということです。台湾のパートナーと出会い、村を訪ねてくれた人と出会い、公園の草と台湾の食文化が出会い、落ち葉ともみ殻と大工さんの技術が出会い、小さな車に乗ることで村の人と出会う。むらまる研は、そうした出会いをひとつひとつ丁寧につなぎ、新しい循環や関係に育てていく研究所なのだと、改めて感じます。

むらまる研の活動をもっと知りたい!という方には、むらまる研のnoteにて、さまざまな活動報告が記事化されていますので、ぜひご覧ください。

一般財団法人西粟倉むらまるごと研究所

https://note.com/muramaruken

むらまる研の公式サイトはこちら

https://muramaru.tech

おっ!と思われた方はぜひイイね(スキ)やフォローをお願いします!

この記事の感想をお伺いするアンケートを実施しています。是非ご回答ください!

【スマートフォンから回答される方】
西粟倉アプリ村民票を起動し、画面下のメニュー「アンケート」からご回答ください。

【PCから回答される方】
まず、ログインを求められた場合のログイン情報(登録メールアドレスとパスワード)の確認をお願いします。
メールアドレスは、当メルマガが配信されるアドレスです。
パスワードをお忘れの方、不安な方は下記ページで再設定をお願いします。
https://www.24h-life.jp/forgot-password
ログイン情報が確認できましたら、以下のページから回答をお願いします。

アンケート画面へ